01
02
歌川国芳
《太平記英勇伝》より「荒儀摂津守村重」
Utagawa Kuniyoshi,Araki Murashige printed in “Taiheiki-Eiyuden”
《太平記英勇伝》は江戸時代末期を代表する浮世絵師である歌川国芳によって描かれ、嘉永元(1848)年から2年かけて版行された。
場面を説明する詞書には、荒木村重が織田信長の面前に望んだ際、信長が高坏の饅頭を腰刀で突き刺し、村重の目前に差し出したところ、臆することなく口にくわえたことが書かれている。そして、信長はこの一件で村重の大胆さを気に入り、摂津一国を仰せつけたともある。なおこの記述は享保2(1717)年に刊行された軍記物語『陰徳太平記』からの引用で、村重の豪胆さをあらわす逸話として有名なもの。
権利
該当なし
制作年(Date)
嘉永元(1848)年(1848(Kaei1))
サイズ(Dimensions)
H370×W260mm
所蔵(Collection)
市立伊丹ミュージアム(Itami City Museum of Art, History and Culture)